わたしは最悪。
環境問題にもグリーン・ヨガにも彼氏の元カノのお尻アカウントにもうんざりだしアボカドは食べたいからその時だけ水のことなんてどうでも良くなっちゃう だって子供作らないからいいよね?
マンスプレイニングも知らないしイラマチオも意外と楽しいけど子供できたら迷っちゃうしいつだって好きなことして何が悪いの?お母さんもおばあちゃんもおばあちゃんのお母さんもそのお母さんのお母さんのお母さんのお母さんも男に振り回されてきたんだから
ドラッグやって最高になった朝、コーヒー買ってきて朝ごはん作ってくれる彼氏にありのままでいられるって思うけどそう思ったのも別に初めてじゃないし
年上の恋人に泣きつかれてもそんなことのずっと前に何もかも終わってるし後悔することなんてわかってて全てのあの何の意味もないセックスに面倒な齟齬が生まれませんように
粘膜が重ならないあのパーティーのほうがよっぽどセックスよりもセクシーであの時間のこともあの時間が永遠じゃないこともあの時間以外の人生があることも全部知った上でやるセックスより楽しいことの楽しみ方が山田詠美がずっと言ってる最高に下品でだらしない甘苦い大人のやり口
雷もいつのまにかよく知ってる穏やかな景色になって突然の終わりは「突然の終わり」とかよりもずっと前にもう終わってるんだよね フロイトを語る15歳上の才能溢れた男と付き合ってたからバカに自分の文褒められてもむかつくだけなの そんな男といたら脇役の人生なのが嫌だったのにな
だって全てを共有して何もかもが誰よりも近かった人なんだから死にかけてたら駆けつける以外ありえないしすぐに恋人だった頃に戻るに決まってる
きみは最高だって言われてもそりゃわたしは最高だから仕方ないし知ってるよって そんなの初めて言われたわけないんだよ、それぐらいわたしは最悪。